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寒さ厳しい季節となりました。
例によってインフルエンザが大流行。
インフルエンザが流行るこの季節に、寒さと共に厳しいのが乾燥。
今日はこの乾燥とインフルエンザの関係について考えてみた。
インフルエンザや風邪の予防に部屋を加湿しましょう!
というのはよく聞く話だけど
ではなぜ、湿度が高いと良いのか?
湿度が高いとインフルエンザウイルスの活性が弱まるとか
ウイルスが死ぬという話があるようだが
実はそれはちょっと違う。
湿度が高い=空気中の水分が多い、状態なので
空気中の水分にくっついたためにウイルスが浮遊できないという事はある。
水の分子の方が重いために、ウイルスは落ちてしまうからだ。
でもウイルスの活性が弱まるというわけではないそうだ。
その証拠に、熱帯気候の地域でもインフルエンザの流行は起きるのである。
日本では沖縄で数年前にインフルエンザの流行があった。
その当時、沖縄では湿度が低かったのではなく、
天気が悪くて日照時間が短かったそうである。
つまり、紫外線である。ウイルスは紫外線を浴びることでその増殖能を失う。
つまり増えることができなくなる。
ただしこれは、最も強い波長の紫外線の話であり、普通の太陽光では
曇ってるよりはマシ・・・なくらいのようだ。
とはいえ、カーテンを開けて日光を入れることで
一日中真っ暗よりは、多少は室内の殺菌を期待することはできるようだ。
次に、空気が乾燥していると何が良くないかというと
ウイルスがどうとかというより、受け手の、人間の方の問題が起きる。
人間の喉や鼻の粘膜が、乾燥により弱くなって、感染しやすくなるからである。
しかしこれも、生活習慣で人によって異なる。
睡眠が十分にとれていないなどの生活習慣の乱れで
人体内の陰陽のバランスが大きく崩れ、鼻・喉の粘膜が弱まれば
乾燥した空気の影響を受けやすくなるわけである。
部屋の中の加湿も大事だが、規則正しい生活を心掛けることで
まず体の状態を良くすることが先決である。
まとめると・・・
① 部屋の中は太陽光を入れて明るくする
② 睡眠を十分にとり、食事なども含めて規則正しい生活を心掛ける。
③ 加湿器などを使い、部屋の中の湿度を適度に保つ。(目安は50~60%)
これに加えて、手洗い・うがいをすればかなり防げるだろう。
うがいで喉の粘膜の湿潤を保ち、手洗いで手についたウイルスの感染を防げる。
こう考えてみると、基本的で一般的なことが最も重要であることがよく分かる。
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