一昨日、2月6日が誕生日だったということで
たくさんの友人からお祝いのメッセージをいただいたが
昨日は患者さんからミモザの花をいただいた。
春を告げる黄色い可愛らしい花である。
この花は、一般にはミモザと呼ばれているが
正確には、フサアカシアという。
マメ科ネムノキ亜科アカシア属。
本来のミモザは、オジギソウという植物を指す。
オジギソウは同じマメ科ネムノキ亜科だが、オジギソウ属という別の植物である。
このフサアカシアはオーストラリア原産で、いつの頃からかミモザと呼ばれるようになった。
非常に良い香りのする花で、昔から香水に使われていたようだ。
その香りは、アロマテラピーでも使われ、心を落ち着かせる作用があるそうである。
(調べてみると、アロマで使われるミモザはオジギソウではなく、このフサアカシアのことらしい)
中医学では、マメ科ネムノキの樹皮は、「合歓皮」という。
合歓皮には安神解鬱・活血消腫・止痛生肌の作用がある。
つまり、心神を安定させて憂鬱感や怒り、それに伴う不眠・不安・焦燥感を緩和させる。
また、肺に化膿性の炎症がある場合の咳・胸の痛み・痰にも効果がある。
打撲捻挫や骨折などにも使うことがある。
花も、合歓花という生薬で、効能はほぼ同じだが、理気解鬱・和中開胃に優れている。
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