甘味が持つ性質のうち、<緩急>という作用は、
漢方薬の配合において、異なる性質を持つ生薬を組み合わせる時に
いわゆる「つなぎ」になったり、性質のきつい生薬の効能を緩やかにできると述べた。
その他に、
人体においては高ぶった肝気を緩める効果がある。
つまり、ストレスでイライラした気持ちを緩めることに働く。
但し、これは一過性のもので、常にストレスでイライラしている人は
甘いものばかり食べて、一種の中毒状態になってしまっている人が多い。
イライラして肝気が高ぶる⇒気持ちを緩めようと甘味を食べる
(いわゆるスイーツでなくても、ストレスによる暴飲暴食はこれにあたる)
甘味の摂りすぎで、身体の中で<湿痰(水分の停滞)>が生まれる。
湿痰により気の停滞に拍車がかかるという悪循環におちいる。
湿痰は熱を生む⇒湿熱という。(梅雨の時季のじめじめして蒸し暑い感じを想像してほしい)
湿熱により身体の中の方に熱がこもる。(内熱)
体が熱く感じ、口が渇くので水分を多量に摂る⇒より湿痰が停滞する。
運動すれば汗が出て、熱も湿痰も発散されるが、
運動不足の人は更に湿熱が籠もりやすい。
まさに悪循環だ。
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