医療の専門分化 その3

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他にもまだ様々な事例がある。

特に最近問題となっているのが薬の過剰処方だ。

病気・症状の種類によって、いろんな病院を“はしご”する患者さんの場合

かなりの種類の薬が処方される。

場合によっては同じ物や、名前は違うが同成分のもの、似たような作用のものが

重複して処方されるという現状があり、社会問題となっている。

お薬手帳で管理はできるものの、薬剤師の指導が及ばぬ場合や

医師による見落としも、その原因のひとつとなっている。

特に高齢者の場合、医師に言われるがままに何の疑いもなく

処方された薬を真面目に飲み続ける人が多い。

薬剤師も、処方箋を受け取ったら流れ作業で薬を出すだけで

仕事が滞ることを嫌って、その内容にまで注意を払わない人も少なくないという。

「薬をたくさん飲んでいるせいか、胃が荒れます」という患者さんに胃薬が処方されるのは

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