玉石混交

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数年前に、ある東洋医学系の学会を聴講した時の事。

そこは鍼灸師以外に、医師たちもたくさん参加している学会であった。

むしろ医師のほうが多かったのではないか。

そこでの、ある症例発表。

とある代替療法を用いた治療の効果を話す老年の医師。

しかし、聞いていて、はっきり言って胡散臭い。

こんな治療が本当に効くのか?と疑問に思っていたところ

1人の聴講者が質問をした。

「この治療法での治験例は他にいくつお持ちですか? 何人くらいに試されましたか?」

医師応えて曰く「2人です」

質問者も自分も唖然としてしまった。しかし質問者はすぐに

「先生、それでは症例数が少なすぎませんか?」と応じると

医師は憤慨して「私が効くと言ってるんだから、効くんだ!!」と怒りだしてしまった。

こんな人間でも医師という看板があれば、信じてしまう患者さんもいるだろう。

西洋医学の教育を受けた医師が、東洋医学や、その他の代替療法に走ることがある。

純粋に東洋医学に魅力を感じたのならば素晴らしい事であるが

西洋医学に限界を感じて・・・という医師の中に時々おられるのが、

西洋医学が悪いのではなく、単純にその人間の能力不足である場合。

どのジャンルにおいてもダメな人である。

”玉石混交”とはよく言ったもので、東洋医学も怪しげな代替療法も

知らない人から見ればひとくくりにされてしまいかねない。

もちろんその学会では、まともな講演や発表もあったのだが。

こんな現状を何とか打破しなければならない。


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rogo_yoko

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