ものさし その1

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中医学では、病気の進行度や性質を見極めるのに

様々な<物差し>を用いる。

例えば <咳が出る> という症状があるとして

その咳が、虚証(身体における何らかの弱り)によるものなのか

あるいは実証(弱りはなく、ストレスによる気の停滞など)によるものなのか。

熱の病なのか、寒の病なのか。

病は身体の、どの位置にあるのか。

どの程度進んでいるのか。

こういったことを測るための<物差し>がある。

そこから導き出された<証>(この場合は咳を引き起こしている病理)に基づいて

治療を進めていくわけだが、中医学における物差しはひとつではない。

中医学では物差しの事を<弁証>というが、<八綱弁証(はっこうべんしょう)>とか

<気血津液弁証(きけつしんえきべんしょう)>とか、

<衛気営血弁証(えきえいけつべんしょう)>など、数種類の弁証法がある。

字を見てるだけで頭がグルグルしてくるような、ややこしい名前のものばかりだ。

でもこれが大事なんである。

鍼灸治療も、漢方薬の処方も、これら弁証を踏まえて為されなければならない。


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rogo_yoko

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