20代男性。
自分と同じ鍼灸師から、身体の不調を相談された。
年末に付き合いで酒を飲み、それから具合が悪いという。
元々酒があまり飲めない体質なのに、
勧められて断り切れずに、仕方なく無理に飲んだらしい。
飲んだのは赤ワイン。
つまみとして、和風・洋風のものを食べたが、内容も量も共に問題はなさそう。
症状は、両耳が赤くなって腫れあがり、乾燥と痒みがある。
左耳より右のほうが症状がきつく出ている。
その他、喉の辺りを中心とする、首まわりの発疹。
身体の熱感と気怠さもある。
睡眠はとれているが、寝つきが悪く、早朝に目が覚める。
脈は全体には滑らかで弦脈を呈するが
左の尺位が弱く、重按して押し切れる(強く押すとつぶれて脈が触れなくなる)。
舌は、紅舌で舌先が特に赤い。全体に乾燥気味。
腹診では左の大巨(だいこ)というツボに邪が有り。
背中の触診では、左の膀胱兪が最も顕著。次いで右の肝兪の反応。
その他、手足のツボも探ってから、左足のツボに置鍼10分。
治療後、少し休憩している間に耳の発赤がなくなっていた。
食事その他の養生指導をして施術を終える。
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