土曜と日曜は日本伝統鍼灸学会の学術大会が行われた。
場所は東京・江戸川区船堀のタワーホール船堀。
今回は2日目最終の実技講演のため、師匠の藤本蓮風先生が奈良より上京された。
旅の疲れをものともしない、気迫のこもった即興の治療に会場が沸く。
その場でパッと選んだ聴講者の身体の不調を、
打鍼や古代鍼といった、一般の鍼灸院ではまずお目にかかれない道具で
鮮やかに治療するその姿は、まさに鍼狂人、否、鍼の神様であった。
師匠の凄いのは、鍼の治療はもちろんであるが
初対面の被験者の体質を、ほぼ問診無しの体表観察のみで見極める、
その診断・診察の妙であろう。
それに支えられた上での鍼の妙技である。
治療を受けた被験者の方はもちろん、それを目の当たりにした会場の人たちも
一気に心を動かされた。魂を震わされた。
あんな鍼を打てるように、明日からまた臨床に邁進である。
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