喋るのがあまり上手ではなく、どちらかといえば不器用である。
治療家の知り合いの中には、患者さんと喋ることで上手くその人を誘導できる人がいる。
そういう人を見習いたいのだが、真似しようとしても容易にできるものではない。
今までに最も上手いなと感じたのは、以前の職場で一緒だった柔整師。
詐欺師にもなれるだろうなというくらい患者さんとコミュニケーションをとるのが上手くて
9割くらい、大体どんな人とでも仲良くなれる男だった。
初めはそれを真似しようとも思ったが、己には己のカラーというものがある。
無理に真似してみてもボロが出る。
それに、治療を円滑に進めるためであるから、そこに悪意はないのだが
<患者をコントロールする>という姿勢が、自分にはなじめなかった。
自分を俯瞰して見てみると、自分に合ったスタイルというものが見えてくる。
とにかく一所懸命に、結果のことなど考えずに。
走り出してから行先を決めるような、そんな風にしかできない。
ただひたすら、目の前の患者のために、今できる最高の鍼を。
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