唐辛子は中南米原産である。
メキシコではおよそ8000年前から食用として使われていたようだが
世界中に伝わるのは15世紀以降、伝えたのは、彼のコロンブスである。
彼が唐辛子をコショウと勘違いしたために、唐辛子は英語で<red pepper>となってしまったらしい。
日本へ伝わったのは、諸説あるが16~17世紀とされている。
当初は観賞用の植物として、あるいは足袋の足先に入れて霜焼け防止用など
食用目的以外に使われていたらしい。
中医学での性質は<熱>なので、非常に温める力が強い。
しかし、急に温めた反動で、その後の体温の低下も急激で持続性は乏しい。
平均体温の上昇を目的として摂取するようなものではない。
生姜類と同様、病的な冷えを取り除く目的で、体質をよく診てから使うべきである。
普段から内熱(身体内での余分な邪熱)がある者や、
陰虚火旺(陰分が虚して、相対的に熱症状を呈する)傾向の者には適さない。
眼の疾患があるものにも禁忌である。
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