写真は夾竹桃である。
葉が竹の葉に似ていて、花が桃の花に似ていることからこの名前があるらしい。
原産はインド。江戸時代に中国経由で日本に入ってきたようだ。
きれいな花なので、観賞用に植えられることが多い。
この写真も近所で撮ったものである。
しかし、注意を要する植物。
花はもとより、葉・枝・根・実と、全部位に毒がある。
それどころか、この木の生えている周囲の地面も毒に汚染される。
生木を燃やした煙も毒を含み、腐葉土にしても1年間は毒の成分が残るという
なんとも厄介な植物である。
過去には、この木の枝を刺して焼いた肉を食べて中毒を起こした例や
細い枝を箸の代わりにして食事をし、中毒した例もあるようだ。
薬としては、強心作用があるので、ジギタリスのように使うことができる。
強力な毒で、家畜の飼料にわずかに葉が混入していただけで牛が死んだ例もあるらしい。
見かけても無闇に触れぬようご注意願いたい。
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