私は読書は好きだが、もっぱら小説やエッセイばかりで、
あとは鍼灸・東洋医学の関連くらいしか読まない。
特に、絶対に読まないのがいわゆるハウツー本と自己啓発系の本である。
何かのノウハウを学んだり、或いは自己の現在の状況を打破したりするために、
本を読んだだけで、他人の経験や哲学を体得した気になって、
酷いとそれをまるで自分の事のように受け売りで話す人がいる。
聞いていると、その相手が酷く薄っぺらく見えてくる。
バックボーンがないからだ。
鍼灸に限らず、様々な技術や知識というものには、大なり小なり理念がある。
実践の場でその「理念」を理解した人間の発言や行動には「厚み」が感じられる。
それを行うものが生き物の「人間」である以上、
マニュアルだけでは伝えられないものが確かに存在する。
手から手へ、技術と共に理念も伝わるからだ。
本を読んだだけでは、「何か」が欠けてしまう。
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