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薬の忍容性・・・認容性とも書く。
恥ずかしながら最近知った言葉である。
公益社団法人 日本薬学会が公開しているWebサイト『薬学用語解説』によると
「薬物によって生じることが明白な有害作用(副作用)が、
被験者にとってどれだけ耐え得るかの程度を示したもの。
医薬品には、多かれ少なかれ、有害作用(副作用)がつきものであるという
前提にたって使われる用語である。
薬物の服用によって、有害作用(副作用)が発生したとしても
被験者が十分耐えられる程度であれば、「忍容性が高い(良い)薬物」となり、
逆に耐えられない程のひどい有害作用が発生する場合は、
「忍容性が低い薬物」となる。」
と解説されている。
薬そのもの自体の強い弱いだけでなく、
服用する人によっても副作用の有無とその程度は異なるわけで、
「Aさんにとっては忍容性が高くても、
Bさんにとっては忍容性が低い」ということもあり得る。
悲しいかな、副作用ありきで治療が進められるのが、
現代医療の現状のようである。
もちろん、東洋医学においても副作用はあり得る。
漢方薬にしても鍼灸施術にしてもだ。
しかしながら、極力それがないように、
あるいは軽くすむようにできるのが東洋医学の素晴らしいところだと思う。
「忍容」とはつまり苦しい副作用を「耐え忍んで受容」することである。
「認容」ならば「認めて受容する」といったところか。
ただでさえ心身の不調に耐えているのだから、
治療の為に更なる「忍耐」をしなくても良いようにしてあげたいと思う。
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