中国の華北地方では定番の煎餅(ジエンビン)の屋台
朝ごはんにいただきました。いわゆる中国風のクレープで、味は甘くない。
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研修二日目はホテルの近くの市場で朝食をとり、
荷物をまとめてチェックアウトしてから病院へ向かいました。
朝の市場の風景に妙に馴染むS先生が現地の人にしか見えない(笑)
屋台の雲呑スープが美味かった。
朝8時、病院に到着。
まずは前日のように外事部(対外対策部)の事務室へ。
ところがここで事務員さんから衝撃の一言。
「武連仲教授は、いつも大体9時過ぎに来る。」
8時半からじゃないのー!?
と思いましたが、会議室のような空き部屋でしばし待機。
時間になり、武連仲先生の診察室に行くと
そこにはすでに天津中医薬大学の学生・研究生が10人ほどいました。
前日の孫先生の部屋とは大違いで、広い部屋でした。
そして、部屋の片隅には患者さんから感謝のしるしとして贈られた旗が。
1枚目:見えにくいですが「妙手神医」って書いてあります。
2枚目:救死扶傷 医術精湛(死病から救い、怪我から助ける 医術が非常に優れている)
調べてみたら、中国では特に優れたお医者さんの場合など、
患者さんが感謝してこういった旗を贈るようです。
これに関しては中医学・西医学の区別ないようです。
そしていよいよ、名老中医・武連仲先生が来ました。
やっぱり貫禄ありました。
先生が来る前から、診察室前の廊下には患者さんが沢山。
診療開始となったら、患者さんが一斉にぞろぞろ入ってきて
8台くらいあるベッドは満床。
一気にすべての患者さんに鍼治療。
重要な経穴のみ武連仲先生が刺して、あとは学生が刺していきます。
刺しながら学生たちに治療の要点を解説。
現地の学生達に混じって、我々も見学。
前日の孫先生と同じく刺激強めの鍼です。
そんなツボにそんなに深く刺しちゃうの!?ということが何度も。
そして一通り刺し終わると、置鍼時間を利用して講義開始。
今回、我々は事前に用意した質問を印刷したものを持って来ていました。
患者さんが多いので、質問に答えてくれる時間ないかなーと思ってましたが
この時間に、質問のひとつずつに丁寧に答えてくださいました。
時間が足りず、すべては無理でしたがかなり有意義な時間でした。
いくつかの質問に対しては「これはとても良い質問だ」と評価してくださり
自分の教えている現地の学生たちに向かって「この質問に答えられるか?」と
発破をかけるように問いかけてもいました。
鍼灸発祥の国の人間が、外国人から出た質問に答えられないのか?と
発奮材料にされるくらい良い質問だったようです。
その間、患者さんたちは放置ですが・・・(苦笑)
帰り際、一人ずつ丁寧に握手していただき、
サイン入りの著書もプレゼントしていただきました。
患者さんとの会話の仕方、診察している時の雰囲気など
短い時間でしたが非常に勉強になりました。
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