大陸に名医を訪ねて ⑦

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中国の華北地方では定番の煎餅(ジエンビン)の屋台
朝ごはんにいただきました。いわゆる中国風のクレープで、味は甘くない。






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研修二日目はホテルの近くの市場で朝食をとり、

荷物をまとめてチェックアウトしてから病院へ向かいました。

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朝の市場の風景に妙に馴染むS先生が現地の人にしか見えない(笑)
屋台の雲呑スープが美味かった。

朝8時、病院に到着。

まずは前日のように外事部(対外対策部)の事務室へ。

ところがここで事務員さんから衝撃の一言。

「武連仲教授は、いつも大体9時過ぎに来る。」

8時半からじゃないのー!?

と思いましたが、会議室のような空き部屋でしばし待機。

時間になり、武連仲先生の診察室に行くと

そこにはすでに天津中医薬大学の学生・研究生が10人ほどいました。

前日の孫先生の部屋とは大違いで、広い部屋でした。

そして、部屋の片隅には患者さんから感謝のしるしとして贈られた旗が。

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1枚目:見えにくいですが「妙手神医」って書いてあります。
2枚目:救死扶傷 医術精湛(死病から救い、怪我から助ける 医術が非常に優れている)

調べてみたら、中国では特に優れたお医者さんの場合など、

患者さんが感謝してこういった旗を贈るようです。

これに関しては中医学・西医学の区別ないようです。

そしていよいよ、名老中医・武連仲先生が来ました。

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やっぱり貫禄ありました。



先生が来る前から、診察室前の廊下には患者さんが沢山。

診療開始となったら、患者さんが一斉にぞろぞろ入ってきて

8台くらいあるベッドは満床。

一気にすべての患者さんに鍼治療。

重要な経穴のみ武連仲先生が刺して、あとは学生が刺していきます。

刺しながら学生たちに治療の要点を解説。

現地の学生達に混じって、我々も見学。

前日の孫先生と同じく刺激強めの鍼です。

そんなツボにそんなに深く刺しちゃうの!?ということが何度も。

そして一通り刺し終わると、置鍼時間を利用して講義開始。

今回、我々は事前に用意した質問を印刷したものを持って来ていました。

患者さんが多いので、質問に答えてくれる時間ないかなーと思ってましたが

この時間に、質問のひとつずつに丁寧に答えてくださいました。

時間が足りず、すべては無理でしたがかなり有意義な時間でした。

いくつかの質問に対しては「これはとても良い質問だ」と評価してくださり

自分の教えている現地の学生たちに向かって「この質問に答えられるか?」と

発破をかけるように問いかけてもいました。

鍼灸発祥の国の人間が、外国人から出た質問に答えられないのか?と

発奮材料にされるくらい良い質問だったようです。

その間、患者さんたちは放置ですが・・・(苦笑)

帰り際、一人ずつ丁寧に握手していただき、

サイン入りの著書もプレゼントしていただきました。

患者さんとの会話の仕方、診察している時の雰囲気など

短い時間でしたが非常に勉強になりました。
 


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rogo_yoko

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