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「キノコを食べて癌が治った」人が居たから、
「癌になったらキノコを食べよう」で終わってはダメなんである。
そこには学問も哲学も思想もない。
そこから「なぜそのキノコを食べたら効果があったのか?」を追求して、
より効果的な食べ方を研究したり、どういう場合に効かないのか、
どういった場合には食べてはいけないのかを明らかにしていけば、
それは「学問」たり得る。
師匠・藤本蓮風先生もこれを「実践から理論へ」と強く訴えているし
長い歴史の中で多くの東洋医学の医家たちがこれを繰り返し、
様々な学説や理論を積み重ねてきた。
だが、現代の鍼灸家の多くは、それら積み重ねられてきた膨大な経験と知識、
そして理論・学術と哲学・思想などを正確に受け継ぐことができないでいる。
或いは無視しようとしている。
腰痛の患者の腰に無数の鍼を打っおいて、
治らなかった患者は「鍼が合わない」で済ましたり、
患者が満足すればそれで良いというスタンスに終始している。
先達の残した財産を無視して鍼灸・漢方の普及を図ろうとしても、
そんな薄っぺらいものに魅力などあろうか。
「二千年を超える東洋医学の智慧を駆使して」などと伝統を標榜するだけで
中身のない鍼灸を宣伝しても意味がない。
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