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当院にかかってくる初診の診療予約の電話で
患者さんの応対をする時に困ることがある。
初めてなので、こちらについてわからないことがたくさんあるのだろう。
電話でもメールでも、十分に納得していただけるよう説明するのだが
全ての人に、最初からすべてを説明するのも大変なので
お電話の前に予備知識を持ってもらうべく、ホームページに詳細を載せてある。
それを見てもらえれば、こちらがどういう鍼をするのか
どういう方針の施術を行っているのかある程度分かってもらえるはずなのだが
人間とは面白い生き物で、ウェブページをほとんど見ずに連絡してくる人も少なくない。
インターネットに馴染みのないお年寄りなんかは仕方ないのだが、
意外と年齢の若い人でも見てない人が少なくないのである。
そういう方からの電話の時に、適当に予約だけ受けて来てもらうと悲劇が起こる。
その場合の患者さんの頭の中は
◎ なんで鍼一本なんだろ? しかも頭痛いって言ってるのに足に鍼を打ってる。
◎ 何で1時間も話をしなきゃならないの? しかも初対面の人間に生い立ちから
◎ 言ってることが訳わからないし、院長がなんかヒゲで眼鏡で怪しい
◎ あーあ、店選びを失敗したな・・・時間とお金の無駄だった。
大体こんなとこでしょう。
それでも、初回の一本の鍼で劇的に症状が変化して
「なんだこれ? すごい!」となって
そこからリピートしてくれる患者さんもいるけれど
最初の一回だけで、もう来院されなくなってしまうのが落ちである。
それでは困るので、電話の時に「ホームページはご覧になっていただいてますか?」と
必ず尋ねるようにしている。そして簡単にではあるが鍼の説明もしている。
場合によっては電話で20分くらい話すこともある。
そのくらい時間をかけても、やはり「納得」して来てもらいたい。
それでも偶に、「ホームページ見ました!」と言ってたのに
施術後に、「鍼は一本しか刺さないんですか!?」という人もいるけれど(笑)
当院のホームページも是非ご覧ください。