北辰会方式の鍼灸では、特に詳細な問診を行うのが特徴のひとつである。
まず初めに、患者本人に記入してもらう。
B4サイズのカルテ3枚。
これだけでかなりの情報量。
更に問診を行うことで、記入された情報の正確さを確認しながら
より多くの情報を集めていく。
最終的に、体表観察情報も含めてB4用紙6枚分くらいになる。
しかし
それでも、患者さんの全てを把握できるわけではない。
至極当然のことだけれど、人ひとりの人生を網羅できるわけがない。
たった紙6枚である。当たり前だ。
それだけで、患者さんの事を分かった気になるのは、傲慢というほかない。
日々の生活の些細な事でも、何が病状に影響するかわからないのが人間の身体。
故に、初診後にカルテを書き終えても、そのカルテは完成ではなく
そこから1回1回の診療ごとに成長していく。
つぶさに話を聞いて、身体を診て、情報を書き足していく。
今まで聞いていたのとは別の方向性で聞いてみたりする。
治りが良くないなと思って、聞いてみたら「えっ、そんなもの飲んでるの!?」とか
調子良いと毎回言うけれど、深く問い質すと、実は夢が多くてよく眠れてなかったり。
体表観察の技術がもっとあれば、そういう見落としも減らせるのだろうけれど。
毎回の診療において、ゼロ地点から出発する気持ちで、謙虚に、謙虚に・・・。
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