1965年にアメリカのサール薬品という会社が
ガストリンという胃薬の成分の研究開発中に発見した物質で
砂糖の主成分であるショ糖の100~200倍の甘味がある。
食べても、その成分のほとんどが分解も吸収もされずに体外へ排出されるので
ほとんどカロリーがない事から、ダイエット食品や、それを意識した食品で
これが入っているものが非常に多いのである。
アメリカと日本で、1983年に食品添加物として認可されている。
現在では、世界中のおよそ120ヵ国で、その使用が認められており、
また70以上もの公的な機関から「安全で問題ない」とされている。
では何が問題なのかというと、その認可がなされるまでの経緯に謎が多いという事。
まず、65年に発見された後、日本の「味の素」が大量に生産できる方法を開発。
73年に、アメリカで食品添加物として認可してほしい、と申請が出される。
この時、サール薬品の幹部は、アスパルテームの中に含まれる
フェニルアラニンという成分を
ヒト科の動物が摂取した場合に、てんかんが引き起こされるという研究結果を隠したと言われている。
また、同じくアスパルテームに含まれる、アスパラギン酸という成分は
マウスを使った実験で、子ネズミの脳に障害をもたらすという
実験結果もあったと言われている。
そのためか、この申請が出されてから数年間、
FDA(アメリカ食品医薬品局)の認可が下りなかった。
ところが1977年に転機が訪れる。
サール薬品のCEO(最高経営責任者)にある人物が就任した。
75年~77年まで、フォード大統領のもとで国防長官をつとめた、
ドナルド・ラムズフェルドである。
後に、2001年~2006年の間にも、第43代ジョージ・W・ブッシュ大統領のもとで
第21代国防長官をつとめた人物。
そう、あのラムズフェルド国防長官である。
テレビで顔をご覧になった方も少なからずおられるだろう。
アメリカの政界で絶大な力を持つ男の一人である。
彼がCEOになって間もなく、アスパルテームは認可される方向で話がまとまり、
1983年に認可がおりる。
その後、この人工甘味料の安全性に関して、
数々の論争が起こるが全て問題なしとされてしまった。
長くなってきたので、次回に続く。
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