医療の専門分化 その1

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精神科と心療内科、皆さんはこのふたつの違いをご存知だろうか?


私は恥ずかしながら、最近まで知りませんでした。(反省!!)

かつて精神科と呼ばれていたものが、その名前のイメージの悪さから

心療内科と変えていたものだと勝手に思っていた。

実際にそのような狙いもあるようで

精神科という名前の響きは決して感じ良くは取られない。

一昔前に比べて、精神科という看板は極端に減っている。

というかほとんど見ることがない。

多いのは「メンタルクリニック」か「心療内科」。

しかし、精神科と心療内科は厳密には違うものなのだという。

精神科は精神疾患が専門で、心の症状、心の病気を扱う科。

心の症状とは、すなわち不安や抑うつ、不眠、イライラする、幻覚、幻聴、妄想などを指す。

対して、心療内科は主に心身症を扱う。

心身症は身体の症状が主訴(主たる訴え)ということになる。

心身症ってなんだ?? と思いはしないだろうか? 

心身症の定義は日本心身医学会が1991年に定めているものがある。

曰く「身体疾患の中で、その発症や経過に心理社会的な因子が密接に関与し、

器質的、ないし機能的障害が認められる病態をいう。」


つまり、「身体に目に見えて症状があるんだけど、

その原因に心の問題が絡んでいるもの」が心身症である。


ここまでは良いのだが、この後に続きがあって、これがちょっと驚きである。

「ただし、神経症やうつ症など他の精神障害に伴う身体症状は除外する。」

なんと、精神障害を伴うものは畑違いだという事である。

実際は、「これは心身症じゃないから心療内科の分野ではありません」などと断られて

精神科に送られるという事はないように思うが(少なくとも自分は聞いたことない)

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