伝統医学ってなんやねん? その1

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なんやねんって言ってるが、院長は東京生まれの東京育ちである。

奈良に3年住んだだけで、関西弁が喋れると思っているが

実におかしな思い込みである。

ところで「東洋医学」という言葉がある。


一般には、中国で生まれた鍼灸・漢方薬を使った伝統医学を指すが


実際は定義が曖昧なため、正確に言えば東洋医学というジャンルは存在しない。


中国で発生したものが日本や朝鮮半島に伝わり


日本では江戸時代までは医学といえば「漢方医学」が本道で


オランダから伝わったいわゆる西洋医学の「蘭医学」は


治療手段の第一選択ではなかった。


現代とは全く逆である。


中国の医学は朝鮮半島でも独自に発展して


韓国では「韓医学」と呼ばれている。


明治時代あたりから「西洋」に対して「東洋」という言葉が使われ始め


昭和25年に「日本東洋医学会」が設立されたことで


近代において初めて、「日本とか中国とか朝鮮半島あたりに昔からある医学」を


「東洋医学」と呼び始めたわけである。


だから、東洋医学という言葉を使っているのは日本だけで


中国や韓国では、通じるかもしれないけど、一般的には使われない言葉である。


中国には「中医学」があるし、韓国にも「韓医学」がある。


日本だけが、あえて名づけるとするならば「日医学」か「邦医学」と呼ぶべき


伝統医学を持っていないのである。


そのせいか、鍼や灸や漢方薬を使ったら、それは「東洋医学」だという


おかしな思い込みが生まれてしまっている。

思い込みって恐ろしいものである。


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rogo_yoko

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