「怪力乱神を語らず」
この場合、「かいりき」ではなく、「かいりょく」と読む。
出典は孔子の『論語』。
君子は、道理に背いたこと、理性で説明できないような事象に関して語らないものだという意味。
また、怪しげなこと、不確かなことは口にしないという意味もある。
東洋医学というジャンルは、とかく怪しげなものとして捉えられることが多い。
酷い場合は、まるでオカルトの類かと思い込んでいる人もいるようだ。
西洋医学や科学文明の考え方が当たり前のものとなっている現代では無理からぬことであるが。
しかし、深く学んでみればこれほどに「科学的」なジャンルはないと思う。
治療におけるその論理と思考は「数学」のそれであると言っても過言ではない。
しかし、それだけではない。
手の感覚などに頼る部分もあり、それが「非科学的」な印象を与えてしまっている点も否めない。
論理と感覚の両輪があってこその鍼灸医学なのであるが。
なぜなら、治療する側も、される側も、同じ人間だからである。
機械を直すわけでもなく、ロボットが治療するわけでもない。
生き物同士の交流なのだから、「感覚」が働いて当然なのだ。
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