陳皮の効能は、<理気健脾(りきけんぴ)>
消化器の気滞による腹満・悪心・嘔吐・下痢などに用いられる。
また、<燥湿化痰(そうしつけたん)>の効能もあるので
食べすぎや飲みすぎで体内に湿痰があり、
それによる胸の苦しみ・咳・痰が多い等にも効果的である。
また、理気することで体表の衛気(えき)を強くするので
風邪の防止にも役立つ。
芳香、つまり香りが<脾>の気に作用するので
陳皮の香りは重要である。
先日紹介した、風布ミカンで作った陳皮は
温州ミカンの陳皮に比べて、鮮烈な香りが特徴的で
煎じたお茶の味も、比べ物にならないくらい味わい深いものである。
ちなみに、日本で一般的に流通している温州ミカンは
品種改良されていて甘味が強くなりすぎているため
食べ過ぎれば反って湿痰を増す恐れがある。
皮と実で、性質・効能が違うので注意である。
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