ある主訴を訴えてきた患者さん。
原因がわからなくて不安であった。
初診時、詳しく問診する。
内容を時系列順に書き出し、ひとつひとつを確認していく。
浮かび上がってくる病の根本。
病因病理を詳しく説明し、解説を加えることで患者さんに生まれる安心感。
数日後、2度目の受診。
主訴がすでに治まってきたという。
そんなすぐに治まるような状態ではなかったと訝しむ。
更に数日後、3度目の受診。
主訴は完全に治まったという。
原因はストレスであり、原因がわからないことが更に拍車をかけていたようだ。
原因が判明し、どうすれば治るかも分かり、道筋が見えてきたことによって
それだけで体が反応を起こした。
「病は気から」 と言うが
如何に人間の七情(怒・悲・憂・思・喜・恐・驚)の偏りが大きく影響するか
あらためて実感する瞬間であった。
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