治療院がある成増<なります>は、私が生まれ育った地元である。
その名の由来は戦国時代の1510年(永正七年)頃に
美濃国(現在の岐阜県)から移り住んで
この地を開墾して地主となった、田中左京成益という人物の
名前からとられたものという説が有力である。
現在でも、この辺りには田中という姓の旧家が多く、各所に土地を所有している。
末裔とされる人の家に残されていた古文書に記録も残っているそうだ。
この人物は医術に優れていたそうで、近隣から病に悩む人がたくさん訪れていたようである。
名前が地名となったのは、そういった理由から地域の人々に信頼されていたからだろう。
我々の身の回りにある地名や物の名前には、大なり小なり様々な<由緒>がある。
それを知らなくても一向に困らないが、少し好奇心を持って調べてみれば
長い歴史や複雑な由来があるということに気付ける。
同じ景色でも、翌日から少し違って見えるはずだ。
己のルーツを探る意味を感じてほしい。
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