鍼灸治療は犯罪事件の捜査に似ていると思う。
患者さんについて情報を集める。
どういう人なのか、どんな生活をしているのか。
どんなことに拘りがあるのか、どんな物事の考え方をするのか。
どうして病気になったのか、原因は? いつから?
どんな時に症状は悪化するのか? あるいは緩解するのか?
細かい情報を集めて、それらを整理する。
スッキリまとまる時もあるが、整合性がとれない時も当然ある。
矛盾点があればそれを正す。
患者さんの勘違いだったり、忘れていたり、嘘をついている時もある。
そこから病の原因を探り、それを解消するための最善の処置を模索する。
確たる証拠がある時もあれば、曖昧な症状を基に病理を推理して、
その推理を裏付けるための<証拠>をまた探す時もある。
起きてすぐの病なら治しやすいが、時間が経つと治しにくいところなど
まるっきり事件捜査である。
そういえば、鍼の師匠が「推理小説を読め」と言っていたことを思い出す。
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