以前にも述べたが、人体の熱産生の多くは筋肉運動による。
東洋医学的にも、運動することによって気の働きが活発となり
気の作用の一つ<温煦作用(おんくさよう)>により体温が上がる。
最も効果的で副作用が少ない平均体温の上げ方は運動に他ならない。
そして、その運動の種類として散歩が最も良いことも以前に述べた。
しかし人間は楽な方に逃げる生き物である。
毎日運動するより、「これを飲めば良くなる!」などというものに飛びつく。
でも、そんなお手軽に健康になれる、都合の良いものなんてないと思ったほうがよい。
身体が温かければ良いというものではない。
熱を持ちすぎて病気になることだってある。
運動習慣によって気の巡りが良く、身体がまんべんなく程よく温かいのが本当である。
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