人に理解してもらう難しさ 人を理解する難しさ

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治療所から見える夕焼け

鍼の治療後に養生指導をする。

あれは食べたらダメとか、運動してとか。

簡単にお手軽にできることは実行してくれるが

運動したり、嗜好品の節制はなかなかに難しい。

逆に、「何回治療したら治りますか?」とか、

「運動は週1回で良いですか?」などと聞かれると

ひとつひとつ説明せねばならず、

治療方針のことなど説明してもわかってもらえないことがある。

理解してもらうのは難しいし、なぜに理解できぬのかと

逆にこちらが理解に苦しむ。

全てはお互いの目線の違いにあると思う。

目線を合わせることの大事さを忘れていた。

昔、大学生時代にファミリーレストランのアルバイトで教わった事。

座っているお客さんと話すときは少し腰を屈めて

お客さんと目線を合わせて話を聞く。

何でもないことのようだが、これほど大事なことはない。

治療者は、患者さんと「心の目線」を合わせねばならない。

更に、理解してもらうのはそこそこ可能であろうが

治療者が患者さんのすべてを理解できるなどと驕らないことだ。


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rogo_yoko

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