年末年始の診療予定

2020年は世界が一変する年でありました。

しかし、ウイルスも生き残るために必死であるならば、人間もまた生き残るために戦わねばなりません。

いつでも戦えるように、身体の健康を保つ事が大事です。

常在戦場。生きることは戦うことです。

さて、12月2日(水)は、マンションのエレベーター部品交換工事のため、休診です。

そして、年内は30日(水)の午前を以て診療を終えたいと思います。

1年間、ありがとうございました。

年始は4日(月)より診療を再開致します。

明年も何卒宜しくお願い申し上げます。

鳥もウイルスも

https://news.yahoo.co.jp/articles/fe1504ae17d887a9768bb563a47165cd29649790

朝日新聞デジタルの記事より

 

科学発展した現代において、このような伝統技術が見直され、有効活用されるのは大変喜ばしい事だと思う。

新型コロナウイルスの対応も、現代西洋医学の対症療法だけでなく、伝統中国医学・東洋医学がもっと用いられるべきと考える。

ウイルスが勝手に逃げていく身体を作れば良いだけの事だ。

 

 


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あれから9年



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本日、東日本大震災発生から9年です。

震災により亡くなられた多くの方のご冥福を祈念いたします。

また、震災と原発の事故により家族を失い、家を失い、職を失い、辛い思いをされながらも懸命に頑張っておられる皆さんを応援しております。

当時、私は都内の鍼灸接骨院に勤めていました。まだ資格をとって2年目の若輩者。

印象深い症例がありました。

震災の数週間後に、とある女性患者さんが鍼灸治療を希望して来院されました。

新宿の高層ビルの中で仕事をされている方で、

地震の時も地上50階くらいの所にいて、

長時間揺れが収まらず、大変怖い思いをされたそうです。

その後、交通網が麻痺していたため、

自宅まで2時間ほどかけて歩いて帰宅。

その後から喉の異物感を発症されていました。

当時の私は北辰会に入って2年ちょっと。

毎月、関東支部の定例会に通って勉強していましたが、

まだまだ北辰会方式の「ほ」の字も理解していない時です。

でも、持てる限りの知識を総動員して、

身体のどこが悪いのか考えました。

そして、持てる限りの経験を駆使して

患者さんの身体に触れて、ツボの反応を探りました。

今ではほとんど一本の鍼で治療していますが、

当時はそんなカッコいい治し方は出来ません。

迷いながら選穴候補を絞りました。

完璧とはとても言えない治療でしたが、

二度目に来院した時は、喉の異物感が半減していました。

その患者さんは、私が勤めていた接骨院に来るまでに、

別の治療院でも治療を受けたそうですが、全く変化なかったそうです。

その後、二回ほど同じ治療をして、主訴は完全に良くなりました。

駆け出しの頃で未熟な治療でしたが、

震災関連による身体の変調を治すことができただけでなく、鍼の凄さを実感することができた、思い出深い症例です。