身体に刻まれたワザ その2

3年前、鍼の師匠の内弟子になったばかりの頃


師匠からツボの取り方を教わった。


ツボには「住所」みたいなものがある。


例えば「下腿内側、脛骨内縁の後際、内果尖の上方3寸」とか。


これは「三陰交」というツボである。


実際の治療の時には手を使って長さを測り、ツボを取っていく。


学校の経穴の教科書にはこんなのがズラッと載っている。


その数、360以上。


師匠はこのすべてを記憶している。


普段の臨床で使うツボの数は、せいぜいこの半分くらい。


通常は治療にも診断基準としても全く使わないようなツボがたくさんある。


並の鍼灸師は、普段使うツボくらいしかわからないことが多い。


そんなツボも、師匠は淀みなく取穴していく。


師匠にしてみれば何でもないことかもしれない。


しかし見ている弟子たちにしてみれば驚くばかり。


もっと取穴を勉強せねばと、焦りにも近い思いを感じた記憶がある。


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身体に刻まれたワザ

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開院祝いに頂戴した蓮の花のプリザーブドフラワー

6歳から20年以上、武道を習っていた。

理由あって、ここ6年ほどお休みしていたのだが

開業して落ち着いたので、復帰することにした。

鍼の師匠からも、「絶対にまた武道をやるべきだ」と言われてもいた。

数百以上もある技から、いくつかを組手でやってみる。

意外と忘れていない事に驚く。

思い出して、考えて、できるのではなく

身体が勝手に動く。

そして「ああ、こんな技だったな」と思い出す。

思考があとからついてくる。


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鍼を信じる

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今週のお花

自分が美味いと思わない料理を平気で客に出す料理人なんて最低だ。

美味いか不味いかなんてことも気にせずに、流れ作業で料理を作る料理人も失格である。

治療家も然り。

鍼を信じていない鍼灸師の治療など金をもらっても受けたくない。

では治療家が<鍼のチカラ>を信じるには?

「信じる」と念ずればよいのか?

闇雲に信じようと念じたところで、そんなものは嘘である。

先週末からひどい風邪に罹っていた。

薬などには一切頼らず、鍼のみで治療。

月曜には師匠の治療も受けてかなり良くなっていた。

しかし、僅かに残る頭痛などの症状。

疲労時に悪化して少ししんどい。

極め付けは昨日の鍼。

左承満に置鍼後、右曲池に置鍼。

劇的に回復。

またひとつ鍼への信頼度が高まった。


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