天人合一

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韓国におけるMERSの流行が問題となっている。

2003年に流行したSARSの時のことを連想させる。

しかし、SARSよりも感染力は低いそうで

日本の外務省も現時点では渡航制限などは出していないようである。

にもかかわらず、韓国ではSARSの時よりも感染が広がり混乱を呈している。

曰く、「政府の対応が悪い」のだと、ネットのニュースなどで叩かれている。

東洋圏では古来より、<天人合一思想>とか

<災異思想>といったものがある。

天 (ここでは神様も含めて自然全体を指す) と人は一体のものであり

天の気が狂えば人も影響され、狂う。

おかしな天候が続けば、人もおかしくなり奇妙な行動や犯罪を犯し易くなる。

その逆もまた然り。

人がおかしなことをすれば天の神様が怒って災いをもたらす。

天災が続く時は、執政者の政に原因があるというわけだ。

正に、天と人とは相関関係にあるのである。

現代社会においてこんな考え方は突飛であるかもしれない。

しかし、それにしてもこのところの韓国は大きな事件や事故が多い。

その度に件の女性大統領が叩かれている。

何かあるたびに、「対応が悪い」と悪循環に陥っている。

しかし、人の価値が問われるのは安寧の時ではない。

苦難の中にあってこそ、その人の真価が問われる。

彼女もまた、運命に試されているのかもしれない。


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運命に試される時

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奈良での内弟子修行を終えて

東京に戻ってから2か月余り。

ある意味では今までの人生の中で最も過酷な2カ月だったかもしれない。

開業準備に追われる中、次々と起こるトラブルの数々。

誰かが意図的に自分を狙って嫌がらせをしているのではなかろうかと

本気でそんなことを訝しむくらい。

開業直前の4月末。

京都のある先生と、自分の近況についてメールでやりとり。

「鍼の師匠が、こんなこと言うてたでぇ~」と教えていただいた。

曰く「何かトラブルが続く時、それは運命に試されているのかもしれない」と。

その時、ハッと思い出したのがこの言葉。

「天の将に之を与えんとするやまず之を苦しむ」(漢代・劉向)

つまり、天の神様が何かを与えようとする時、まず苦しみ(試練)を与える。

それを乗り越えた者だけが、何かをつかみ取ることができる。

今こそが、自分の人生の正念場なのであろう。


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虎の尾を握るが如く

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内弟子になったばかりの頃、

師匠から、「お前は慎重な性格だが、慎重すぎる!」

といわれたことがある。

曰く「虎の尾を握るが如く、薄氷を履むが如し」と。

つまり、寝ているトラのしっぽを起こさないように握ったり、薄い氷の上を落ちないように歩いたり

治療の時には、大胆さと慎重さを併せ持たなければならない。

医療において慎重であるということは、非常に大事なことだが

時には大胆な処置もできなくてはならないというわけだ。

慎重に過ぎて、ここぞという好機を見極められずに逃すようではダメなのである。

鍼灸治療においても、一見して「虚」の所見を示していても、瀉法で改善することが少なからずある。

全ては、「見極め」が如何にできるかにかかっている。


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