会場内は写真撮影不可のため、いつもの花の写真(笑)
5日(土)・6日(日)はWFAS(世界鍼灸学会連合会学術大会)でした。
土曜の診療を短縮で行い、終わってすぐに車で、つくば国際会議場へ。
初日は、師匠・藤本蓮風先生の打鍼実演。
観衆を前に、実際に治療して見せる公開実技セッションです。
他の流派の先生たちは、事前に準備したモデル患者さん。
(たぶん、お弟子さんとか関係者)
しかし、蓮風先生だけは、会場の中からその場で被験者を募る。
その場で初対面の方を、簡単に症状を聞いて、その場で治す。
本当に実力のある師匠だからこそ為せる事です。
しかも今回は世界大会ということで、世界中から様々な国の方が来場。
「せっかくだから、日本人じゃなくて誰か外国の方を・・・」との師匠の呼びかけに
ブラジルの方が名乗りを上げました。
主訴は1ヶ月前から腰痛との事。通訳を交えて簡単な問診。
ベッドに寝かせて足を挙げさせると、左足が右に比べて挙がりにくい。
打鍼でお腹の1点に施術。
先の丸い金属の棒のような鍼をお腹に当てて、木槌でコンコンコンと数回叩くのみ。
すぐに左足を挙げさせると、明らかに先ほどより柔軟性が出ている。
翌朝、師匠が再びそのブラジル人に出会った時に確認したところ
腰の痛みがゼロになっているとの事。
感動のあまり、奈良の治療院を見学させてほしいと申し出もあったとか。
凄すぎて、何も言えません・・・。
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