ハチ襲来

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ひさしぶりの更新です。

会報誌の編集や勉強会での講義資料作成に追われて

更新がストップしておりました。

またボチボチ更新していきます。

先日、午前中の最後の患者さんが帰って・・・と思ったらすぐに戻ってきた。


忘れ物でもあったかと思い、玄関を見ると「先生、廊下に大きなハチが!!」とのこと。

出て行ってみたら、マンションの廊下の床にオオスズメバチが1匹。

近づくと羽を立てて顔をこちらに向けて、明らかに警戒態勢をとる。

患者さんは小さな子供連れ。ベビーカーを押している。

スズメバチは廊下のど真ん中。

強引に行かせるわけにもいかない。


新聞紙を丸めて棒状にしたものを持って来て、叩き潰そうとすると

床にとまっていたハチは数十センチ飛び上がって、ホバリングする。

一撃で仕留めないと、こちらがやられるかもしれない危ない状況。

それに、できれば無駄な殺生はしたくない。

ハチから離れると、また床に降りて廊下の真ん中に陣取っている。

どうしたものかと思案して、策を思いつく。

院内で使っているお香の中でも、最も臭いのきつい線香に火をつけて持って来て

ハチの1.5メートルほど手前でしゃがんで煙を送る。

これでどうだっ!?

「・・・・・・」

こちらが風下で煙が向こうにいかないという、まさかの展開。

慌てて、さっきからずっと持っていた丸めた新聞紙を広げて、扇いで煙を送る。

するとわずか2~3秒でハチは飛んでマンションの外へ。

親子連れの患者さんは何事もなく帰って行かれました。


すごいぞ、奈良・生駒山の宝山寺のお線香。

これを焚くと患者さんから予約が入るという、人気よせのお線香なのだが

スズメバチは招かずに撃退できた(笑)。


この時期、9月~10月はスズメバチの繁殖時期である。

非常に攻撃的になっているので注意を要する。

ちなみに、今年は、熊による事件がニュースを騒がせたが、

熊による死者は年間1~3人程度で、多い年でも5人くらい。

しかし、日本でのスズメバチによる死者は、年間平均30件以上。

熊のおよそ10倍である。(当たり前ですね、こんな町中にも出現するわけだから)

まぁ、何はともあれ、患者さんもハチも、無事でよかった。





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rogo_yoko

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