東洋医学は自然から学んでいる

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火を起こすと上昇気流が起こる。
温かい空気は上へ上へと移動する。
最近は、東京都内では安易に焚き火なども出来なくなり
火の起こし方も知らない、火が燃えているのを間近に見たこともない子供が多いようだが
古代の中国人はここから一つの理論を確立させた。
寒熱の動きである。
つまり温かいものは上へ動き、冷たいものは下へ動く。
人体においても同じ動きがあると考え、病理に投影した。
身体が正常範囲を超えて熱を持つと、多くは上半身に熱が停滞し
冷えは下半身に停滞する。
熱がきつい場合は上昇気流が起こるが
人体においても同じく上昇気流が起こり 「風」 を生じる。
人体内の風ということで 「内風」 と言う。
例えば、極度のストレスからイライラが続いて肝気が滞り、

熱を発し、更に酷くなると「火」を生じる。

「肝鬱化火(かんうつかか)」と言う。
「火」から風を生ずるのを「肝鬱化火内風(かんうつかかないふう)」と言う。
症状としては色々あるが、例えば眼瞼痙攣(がんけんけいれん)。

眼の瞼がピクピクと動いてしまう症状。

内風にあおられて瞼が勝手に動いてしまう。
原因である火・熱を清め、滞った肝気の流れを良くすることで

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